『名前』をガードする意味

『名前』をガードする意味

もりもと特許事務所では、商品名や店名などの『名前』をガードする商標登録を行っている。
「商標登録って、どんな意味があるの?」そんな疑問をお持ちの経営者も多いようだ。商標登録をすることで、商品やサービスの『名前』を守ることができる。他人が勝手に使うのを止められる。だが、それよりむしろ、自分が使う状態を確保できるという意味の方が大きいだろう。
名前が使えなくなるリスクというのは、意外に大きいものだ。例えば、ラーメン屋。お店の名前は、開店して1週間も営業すればもう変えられない。新商品にしても、パンフレットやパッケージが刷り上ってから、他人の登録があったなんていうのが一番困る。ネーミングもデザインも印刷もやり直しだ。それでもまだ発売前ならいいが、売れ行きが良くなってきてから、実は他人の権利に抵触していたということもありうる。名前を変えたくなければ、権利を購入するかライセンスを取得するかの金銭解決しかない。これも相手のある話だ。イヤと言われてしまえば名前を変える以外に道はない。名前を変えるとなると、広告戦略の見直しや、顧客への説明も必要になる。商品や企業に不信感を持たれてしまうこともあるだろう。それを避けようと思えば、新ブランドを白紙から立ち上げることになる。
このように、『名前』には思いのほかリスクやコストが潜んでいる。「たかが名前」という言い方もできるが、売れ行きに直接影響するものだ。企画段階の早いうちから権利調査をしておいて、最低でも侵害にならないことは確認しておくことだ。できれば登録も済ませておくのが望ましい。今は問題にならなくても、登録が先を越されると、事後的にトラブルに繋がることもあるのだ。
「されど名前」――無視はできない。(中央支部)
(※ニューズレター259号(発行:大阪商工会議所)より抜粋)

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