簡単に出来る乱れの少ない試料採取

今回は、ブロックサンプリングについて紹介させて頂きます。ブロックサンプリングは、地山を乱さない状態で採取して土質・岩石試験等を行い、物理・力学的特性を把握するために行われるのが通常です。主な採取方法は、地盤工学会の書籍、「地盤調査の方法と解説」に記載されています。
今回は地形的に厳しい条件であったため器具の軽量化と運搬のし易さに配慮し、専門的な器具を使わず、ホームセンターなどで手軽に入手できる器具を使って採取しました。
今回の方法は、固結粘土や固結砂等が対象で、軟弱土や礫質土には適応できませんのでご注意願います。
準備したものコンパネ,釘及び杭、形状寸法は試験を行う供試体径を想定して決めます。
私は最低直径5㎝ 高さ10㎝で考えましたので、プレートとしてコンパネ30×30㎝を用い、これにΦ20㎝の円を描き、Φ0.6㎝の穴を15°間隔で24ヶ所空けて作りました。あまり大きくすると重くて一人で持てないので気を付けてください。
以上、こんな条件の現場が発生した場合は参考にされ、応用して作成されてはいかがでしょうか。基本は乱さないこと!採取し易いこと!
お問い合わせ
商品サービス情報一覧
企業情報
- 企業名
- 株式会社エネット(事業所概要詳細)
- 所在地
-
福岡県福岡市東区