特集-創業90周年-

特集-創業90周年-

大正12年に因島三庄町で木造船事業から創めた石田造船は、今年創業90周年を迎えました。造船業界の再編が進み、全国で500トン未満の新造船を建造できる造船所は約50社に激減しました。度重なる逆境の中、他ではつくらない船、遊覧船など特殊旅客船に特化した造船所を目指しています。平成12年に43歳で三代目社長に就任後、さまざまなアイデアを盛り込んだ新機軸船をもって官・民のユーザーに積極的な受注活動を展開し、独創的な造船所として多くのメディアにも取り上げられ、その斬新さが紹介されてきました。
■建造・修繕実績
 機械化が進む造船業界で、機械ではできない微妙な職人技で手作業にこだわり、提案型造船所として昭和62年から夢に描いたユニークな船を次々と建造してきました。新造船の基本設計は全て自ら手掛け、当社が特許を取得し開発を進めた国内初となる三胴型フェリーは、フィリピンの先住民族が乗っている両サイドに竹の付いた船がヒントになっています。船体を3つに分けることにより水の抵抗を減らすことで燃料消費量を約20%軽減でき、揺れも同じくらい防ぐことができます。次に開発した世界初の四胴型の船は、沖縄県那覇港で水中展望船として活躍しています。修繕船受注にも力を注ぎ、海上自衛隊や海上保安庁を主体とした乗組員宿泊のためドックハウスの充実を図り、よりリラックスしてもらえるよう船をイメージした内装にしています。
■工場見学受入れ
 昭和60年7月に初めての工場見学を実施して以来、年間を通して個人・団体を問わず造船所の見学を随時受け入れてきました。昔と比べて今は橋が架かり、子ども達が海や船に親しむ機会が減っています。それなら自分が子ども達を船に乗せてあげようと思い、最初は島内の幼稚園や小・中学校の生徒を地場産業や歴史の社会学習のため、進水式やクルージングに招待していました。新聞記事になったりすることから徐々に島外からも見学の依頼が来るようになり、平成16年8月に旅行雑誌に掲載された影響もあり、一般の方を対象とした工場見学者が現在五千人を超えました。修学旅行生の工場見学を受け入れている造船所は珍しく全国各地から訪れていますが、いつでも臨機応変に対応しています。今では工場見学の先駆者となり、「全国工場見学ガイド」にも掲載されています。

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企業情報

企業名
石田造船株式会社事業所概要詳細
所在地

広島県尾道市