壊れた部品を製作します

この写真の品物は、ピッチングマシーンの「腕」の付け根部分の品物です。
使用していた機械の部品が壊れてしまい、弊社に「同じ品物を製作できないか？」と相談の連絡が入りました。
一度、品物を持ってきてもらい、現時点での不具合などを聞き、製作に入りました。
現在の品物は、ベアリングの交換が簡単にできないタイプであったので購入時から交換はしていませんでした。
ですので、ベアリングが歪んだ状態で使用していたので、軸などにも負荷がかかり、結局、部品が破壊にされる状態になりました。
今回の品物は、簡単にベアリングや軸などが交換できるようにして、長く使用できるようにを一番に考えました。
最終的に写真の品物のような形状になりました。
手前のボルト４本を外すことでベアリングが軸ごと簡単に抜けますので、ベアリングの交換が面倒だとは思うことなくできると思います。
写真上部のネジを切っている部品は、ベルトの張りを調整するネジが入ります。
前の品物は、このネジが外れ、ナットを溶接して取り付けていました。
溶接時に少しズレがあったようで、ベルト部分と直線状態ではなかったので取り付けボルトに負荷がかかっていたみたいでした。
この部分の取り外し可能な形状にし、もし、ネジを舐めてしまってもボルトを外すだけで部品が外れますので簡単に交換ができます。