2014年の最新IT事情を考えよう! 見逃せない?!最新のIT展望・用語を徹底解説!

第1回   第2回   第3回   第4回
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【1】 2014年の最新IT事情を考えよう!
   見逃せない?! 最新のIT展望・用語を徹底解説! 第1回  
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2月は情報セキュリティ月間ということもあり、日本各地で情報セキュリティ
に関するセミナーが開催されています。

新年早々に公表された高速増殖炉「もんじゅ」で起こったコンピューターウイ
ルス感染は記憶に新しいところですが、私たちのまわりではコンピュータにま
つわる様々なニュースが連日報道されています。

日々の新鮮なニュースも興味深いですが、2014年という区切りで考えたと
きに私たちが注目すべきことはなんでしょうか?

今月は最新のIT展望と、今年押さえておきたい「旬」のIT用語をご紹介し
ていきます。
 
まず今週は、IT分野の調査・助言をおこなう企業としては世界最大のガート
ナー(http://www.gartner.co.jp/index.html)の予測を交えながら、2014
年のIT展望について見ていきましょう。

-★ ガートナーが予測!2014年のIT展望! ★-------------

2014年以降にIT部門およびユーザーに重要な影響を与えると予測される
事柄として、ガートナーは下記の4点をあげています。
 
(1)デジタル産業革命
(2)デジタル・ビジネス
(3)スマート・マシン
(4)モノのインターネット
 
この4点をキーワードとして、2014年の注目すべきキーワードを予測・解
説していきましょう。

━(1)デジタル産業革命 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

これまでの産業では、それぞれの材料や部品をそろえる資金はもちろん、材料
や部品を組み上げる人に対する賃金が発生するものでした。

しかし近年では、コンピュータ上でデジタル設計をおこない、3次元プリンター
で部品から印刷してつくりだすことができるようになりました。

部品や材料はあらかじめ調達しなくても3次元プリンターで印刷すればそろい、
初期段階のデジタル設計さえしておけば、その後の製造工程における人の手は
最小限で済みます。

このような製造過程、雇用形態を含む変化を「デジタル産業革命」とよんでい
ます。

-★ 3Dプリンティングの発展 ★-------------

デジタル産業革命の代表選手は「3Dプリンティング」といわれています。

これまでの製造過程においては、試作品を作るための金型作成には潤沢な資金
が必要だったことから、駆け出しの企業や中小企業では大きなリスクを伴うも
のでした。
 
しかし「3Dプリンティング」の出現により、デジタル設計されたデータさえ
手元にあれば、これまでのような大きなリスクを伴わずに部品から製品までを
3次元で印刷することができるようになったのです。

これにより、駆け出しの企業や中小企業も「3Dプリンティング」で試作を作っ
て大企業の土俵へ参入できるようになったのですから、「3Dプリンティング」
がものづくりの世界へ与えた貢献度は大きなものといえるでしょう。

今後、ますます身近な存在となっていくであろう「3Dプリンティング」。

しかしその未来は、単純に明るいだけのものなのでしょうか?

-★ 知的財産の損失 ★-------------

「3Dプリンティング」では、従来よりも大きなリスクを伴わずに金型や試作
を作成できるようになったというお話は先にも書いた通りです。

しかし、この低コスト化があだとなって、データの模倣や流出といった知的財
産の侵害が起きるのでは・・・?と不安の声があがってきているのも事実です。
 
従来の正規品と、「3Dプリンティング」の技術を使って作られた正規品と瓜
二つの模倣品…私たちは果たしてこれらを見極めることができるのでしょうか?

消費者は見極める目を持つことが必要になりますが、企業は従来よりも独自性
やブランド価値を高める等、これまで以上の企業努力が必要になってくるかも
しれません。

-★ 細胞組織や臓器の3Dプリンティングによる倫理論争 ★-------------

「3Dプリンティング」の技術は医療分野でも注目され、再生医療に活用する
研究が日々すすめられています。

再生医療とは、「3Dプリンティング」を使用して人体の皮膚細胞を立体複製
したり、特定細胞を注入することによって胎児期にしか形成されない人体の組
織や機能を回復させる医療のことをいいます。

大きな期待を集める治療方法ではありますが、「3Dプリンティング」を使用
した「再生治療」では、通常の金型試作などで使われる樹脂とは異なり、人体
細胞を使用することから、倫理感や法的な整備を含め、これからの医療のあり
かたなど広い視野での論争が起きるかもしれません。

可能性や注目度も高い「3Dプリンティング」は、2014年に大きく発展し
ていくと予測されています。

最低限の資金で必要な部品を印刷して製造できる画期的な技術である反面、雇
用問題や知的財産損失の可能性など、「3Dプリンティング」を本当の意味で
使いこなすには、もう少し時間がかかるかもしれませんね。

来週は2番目のキーワード「デジタル・ビジネス」についてご紹介します。

どうぞお楽しみに!


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【1】 2014年の最新IT事情を考えよう!
    見逃せない?!最新のIT展望・用語を徹底解説! 第2回
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季節と季節の分かれ目である節分が終わり、寒い冬から暖かい春へと季節は変
わろうとしています。

年末、ふとクラウドソーシングのサイトを覗いてみると、「節分に関する文章
を書いてください」という募集がありました。

”クラウドソーシング”とは、在宅ワーク、あるいは内職と考えるとわかりや
すいかもしれませんね。最近では会社という場所に固定されず、自宅で技術を
いかせる仕事も多いようです。

今月は最新のIT展望と、今年押さえておきたい「旬」のIT用語をご紹介し
ています。

第2週である今回は「デジタル・ビジネス」についてのお話ですが、クラウド
ソーシングもキーワードとして出てきます。注目度が高いキーワードなので注
目してみてくださいね。

まず、先週ご紹介した2014年のIT展望を改めて確認してみましょう。

-★ ガートナーが予測!2014年のIT展望! ★-------------

2014年以降にIT部門およびユーザーに重要な影響を与えると予測される
事柄として、ガートナーは下記の4点をあげています。
 
(1)デジタル産業革命
(2)デジタル・ビジネス
(3)スマート・マシン
(4)モノのインターネット
 
先週は、1つ目の「デジタル産業革命」について、「3Dプリンティング」の
出現がものづくりの未来に大きな貢献をしている反面、ものづくりの低コスト
化によって知的財産損失の可能性もあるということをご紹介しました。

(1)デジタル産業革命

今週は、残りの(2)から(4)のキーワードについて一気に詳しくみていき
ます。


━(2)デジタル・ビジネス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「デジタル・ビジネス」とは、テクノロジーの進化によってデジタル化された
資産や能力をを利用して創出されるビジネスのことをいいます。

-★ クラウドソーシング発展による委託・労働形態の変化 ★-------------

インターネットを介して業務を受発注することができるサービスのことを
”クラウドソーシング”といいます。現代ではフルタイムで働くことが困難な
場合のワークスタイルの1つとしても注目されています。

クラウドソーシングで受注する側は、良い仕事をすれば認められ、才能や能力
を発揮できますし、発注側の企業としても必要なタイミングで必要とする技術
を探し、遠隔地からでも採用することができるのです。

このようにインターネットを用いた「デジタル・ビジネス」は、高い技術や能
力を持つ人が適正な報酬を得るためのツールとして今後も引き続き注目を浴び
ていくことでしょう。 


━(3)スマート・マシン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆さまは「スマート・マシン」というキーワードを聞いたことがあるでしょう
か?

有名な「スマート・マシン」としては、アマゾンが自社の物流倉庫で利用して
いる自律運搬ロボットや、トヨタ等が開発を進めている自律走行車もその一端
といえるでしょう。

「スマート・マシン」とは、人間にしかできないと思われていたことを自律的
に成し遂げ、行動する機能を備えたものであり、その行動結果からさらに学習
をして独自のルールを生成し、生成されたルールを試すために更なるデータを
探して行動するマシンのことをいいます。


-★ コンピュータは情報処理から情報学習へ ★-------------

従来のマシンは与えられた情報を処理するだけであったことを考えると、自律
的に行動して学習していく「スマート・マシン」は驚異的な進化を遂げた結果
ともいえるでしょう。

実は私たちが日ごろ持ち歩いているスマートフォンの中にも「スマート・マシ
ン」の機能が実装されています。

アップルの「Siri」やグーグルの「Google Now」に代表される
音声認識アプリケーションでは、使用するユーザーのさまざまなデータを利用
して、ユーザーが必要な情報を「スマート・マシン」自身が適切に判断して答
えを返します。

まるで人と会話をしているように、「スマート・マシン」が会話の答えを返し
てくれるこのようなアプリケーションは、今後も飛躍的な伸びをみせると期待
されています。

ある日突然、皆さんのお隣の人が「スマート・マシン」になっていた・・・そ
れすら驚かないような時代もいずれやってくるのかもしれませんが、人とマシ
ンが共存する時代は、すぐそこまでやってきているのです。


━(4)モノのインターネット ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「モノのインターネット」とは、マシンが自らネットに接続して情報を収集す
ることです。自律的に働くという点では、「スマート・マシン」と少し似てい
るかもしれません。

例えばエレベーターの状態監視、公共バスや自動車の運行管理、自動販売機の
管理、重機のモニタリングなど、インターネットを通して稼働状況やトラブル
の兆候をいち早く察知できるのも、「モノのインターネット」の成せる技です。

しかし、インターネットを介するという点において、不正アクセスやセキュリ
ティ的な不安が全くないのかというと、答えは”NO”です。

一度不正に乗っ取られてしまったマシンをもとの状態に戻すことは容易ではな
く、「モノのインターネット」を活用していくためには、やはりセキュリティ
対策も並行しておこなっていくことが必須となるでしょう。


来週のこのコーナーでは、今後注目される”データ”の種類についてみていき
ましょう。

お楽しみに!


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【1】 2014年の最新IT事情を考えよう!
    見逃せない?!最新のIT展望・用語を徹底解説! 第3回
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2月22日には世界各地で公共データ利用を促進するインターナショナルオー
プンデータデイが開催されます。

インターナショナルオープンデータデイとは、国や都市などの公的機関が保有
する「オープンデータ」を用い、産・官・学・民さまざまな立場の人が街や地
域と向き合うイベントのことで、昨年は国内8都市で開催されましたが、今年
は既に3倍もの市町村での開催が確定しています。

■International Open Day 2014 | 参加都市募集中
 http://odhd14.okfn.jp/

各国政府で「オープンデータ」の公開が推進される背景には、2013年6月
に開催されたG8サミットで『オープンデータ憲章』が合意されたことが要因
です。

『オープンデータ憲章』の中で日本政府は、2015年度末までに他の先進国
と同水準の公開内容を実現するという目標を掲げていますので、今後もまだた
くさんのデータが公開されることが予測されます。

今月は最新のIT展望と、今年押さえておきたい「旬」のIT用語をご紹介し
ています。

先週までは2014年のIT展望を4つのトピックスからご紹介しましたが、
今週からは「旬」のIT用語についてご紹介していきたいと思います。

では、世界各地でイベントが行われるほど注目度が高い「オープンデータ」
とは何なのか、少し詳しくみていきましょう。

━ 旬のIT用語(1):オープンデータ ━━━━━━━━━━━━━━━━

「オープンデータ」とは、自由に使えて誰でも再配布できるようなデータのこ
とをさします。

日本では主に政府・自治体・研究機関・企業などが公開する統計資料・文献資
料・科学的研究資料が配布されており、図や動画などのデジタルコンテンツも
含みます。

これらの「オープンデータ」は異なるオープンデータ同士を組み合わせて利用
することもできるため、自由度も大変高く、新たな価値を創造できるという特
徴があります。

-★ 「オープンデータ」の活用事例 ★-------------

「オープンデータ」の活用事例としては、以下のようなものが挙げられます。

 ・鯖江市:公衆トイレ、避難所、AED設置場所をマップ表示
 ・横浜市:年収入力で一年の市税総額と税金の使い道を表示
 ・カーリル:全国の図書館からリアルタイムの貸出状況を簡単検索

「オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン(OKFJ)」では、
この他の事例も豊富に公開されていますので、興味のある方は是非ご覧くださ
いね。

■32カ国、約400のオープンデータ活用事例を一挙公開(OKFJ)
 http://okfn.jp/2013/01/21/opendatacases/


では次に、「オープンデータ」と混同されることも多い「ビッグデータ」につ
いてもご紹介します。

━ 旬のIT用語(2):ビッグデータ ━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ビッグデータ」とは、数百テラバイトからペタバイトの膨大なデジタルデー
タの集積のことをさします。

ビッグデータには文字・数字・図表・画像・音声・動画など、さまざまなタイ
プのデータがありますが、これまではこういった大容量データはダウンロード
するのも配布するのも困難が伴うものでした。

しかし、データ管理技術の進化と低価格化によって「ビッグデータ」を配布す
ることが可能になり、これを効果的に活用して事業や社会に活用していこうと
いう動きが活発化しています。

-★ 「ビッグデータ」活用事例 ★-------------

 ・アマゾン:ユーザーデータにより類似性の高い商品をおすすめする機能
 ・名古屋市:タクシーのワイパーの動きでゲリラ豪雨を察知しマッピング
 ・エスエス製薬:SNSの話題から地域で流行する風邪の分析・注意喚起
 ・NTTドコモ:携帯電話の位置情報により時間帯ごとに人口分布推計

「ビッグデータ」は、大量データを収集・分析することによって新たな発見を
し、事業に役立つヒントや知識を見つけるためのデータといえるでしょう。

最近では、日本の各市でも「オープンデータ」や「ビッグデータ」を活用した
市民サービスの向上、市民主体のまちづくりの促進、産業の発展、経済の活性
化をめざす動きも活発になっています。

次週は、様々なデータを使用するときに考えなくてはならない「パーソナルデー
タ」についてお話します。

お楽しみに!


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【1】 2014年の最新IT事情を考えよう!
    見逃せない?!最新のIT展望・用語を徹底解説! 最終回
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2月も終わりを迎えると、まもなく春の異動シーズンがはじまります。

引越しを伴う異動の場合、どこに住もうかな・・・なんて考えながらインターネットで
検索をすると、どんな検索をしたの?どういうところに住みたいの?
最寄り駅はどこ?などの情報が、検索をしたサービス上に検索履歴情報として
どんどん蓄積されていきます。

こういった情報は住んでいる地域や、個人の趣味等を含む場合もあるので、
インターネット上ではあまり広く公開したくない情報ですよね。

このように検索履歴情報をつきあわせていくことで、最終的に個人を特定でき
そうな情報のことを「パーソナルデータ」といいますが、「パーソナルデータ」
と「個人情報」、この2つは一体どこが違うでしょうか。


-★ 「パーソナルデータ」と「個人情報」の違いって? ★-------------

個人情報保護法では、生存者に関する情報を狭義の個人情報と広義の個人情報
に大別しています。

少し難しい言葉になりますが、狭義の個人情報とは、住所や氏名など特定の個人
を識別できる情報に限定したものであり、広義の個人情報は狭義の個人情報と紐
付いた特定の個人を識別することができるものすべてを指します。

しかし、一般に個人情報といわれる場合には狭義の個人情報を指していることが
多く、狭義と広義を区別するために経済産業省が推進した『情報大航海プロジェクト』
において「パーソナルデータ」は、位置情報や購買履歴など広く個人に関する個人
識別性のない情報を含むとされています。

要約すると、「個人情報」とは、住所や氏名など特定の個人を識別できる情報のこと
をいい、「パーソナルデータ」は位置情報や購買履歴等、住所や氏名の個人認識性
はないが、たどっていけばたどりついてしまうかもしれない情報のことをいいます。


-★ 「パーソナルデータ」のビジネス事例 ★-------------

「パーソナルデータ」について少し理解したところで、具体的なビジネス事例
についてみていきましょう。

◆様々な活用事例
 ・NTTドコモ:レコメンド…「iコンシェル」
 ・グーグル:オンライン広告…「Google Adwords」
 ・アマゾン:レコメンド…「おすすめ商品」
 ・カルチュア・コンビニエンス・クラブ:マーケティング…「Tポイント」
 ・Facebook:SNS広告…「スポンサー広告」

NTTドコモを例にもう少し詳しく見ていくと、NTTドコモでは、「iコンシェル」という
パーソナルデータを活用したサービスを展開しており、この「iコンシェル」では、
利用者のライフスタイルや住んでいるエリア、現在地等に応じて携帯やスマート
フォンの画面からキャラクターが暮らしに役立つ情報をレコメンドしてくれるという
サービスです。

例えば、「iコンシェル」で甘味処を何度も調べていると、甘味処と関係のない情報
を調べた時にも、自分の駅の最寄りにある甘味処をあわせて推薦されることがあ
ります。

これは、過去に調べた甘味処のデータが「iコンシェル」に蓄積されていて、過去
のデータと紐付けて情報を表示しているからです。

このように、過去の検索履歴からユーザーの好みを分析し、推薦する機能をレ
コメンドといいますが、このレコメンドに代表されるように「パーソナルデータ」は
私たちの身近で使われています。

上記以外にも「パーソナルデータ」を活用した事例や利用状況は、独立行政法人
情報処理推進機構で公開されていますよ。

■パーソナル情報保護とIT技術に関する調査- 調査報告書 -
 http://www.ipa.go.jp/files/000024428.pdf

事業者にとっての「パーソナルデータ」はビジネスに活用できる情報ですが、
事業者としてではなく個人として「パーソナルデータ」をみた場合には、どの
ような問題点があるのでしょうか?

-★ 「パーソナルデータ」が抱える問題とは? ★-------------

「パーソナルデータ」が抱える具体的な5つの問題についてみていきましょう。

 (1)自分自身のパーソナルデータの取扱いが見えづらい
 (2)個人情報保護規制が不明確
 (3)パーソナルデータ保護規制が不明確
 (4)事業者が消費者の期待を裏切る形でパーソナルデータを利用
 (5)消費者に十分な情報がなく回収困難

私たちの「パーソナルデータ」はさまざまな事業者間で共有されており、どこまで
の情報がどこまでの範囲で利用されているのかが不明瞭なため、「パーソナルデ
ータ」についての評価も様々です。

-★ 「パーソナルデータ」は保護できないの? ★-------------

「個人情報」には個人情報保護法がありますが、「パーソナルデータ」には保護
できるような法律はないのでしょうか?

時代が進むにつれ、「パーソナルデータ」に関しても保護しようという国の動きが
出てきました。

総務省の「パーソナルデータの利用・流通に関する研究会」では、個人情報保護
法を超越した保護・利活用の制度が提案されており、経済産業省の「パーソナル
データWG」では現行法の下に事業者へ誠実なサービス提供を促すような方向性
が示されています。

では、企業として「パーソナルデータ」を活用するためには、何に気を付ければ
良いのでしょうか?

 (1)パーソナルデータを分析する
 (2)パーソナルデータを統計データとして利用する
 (3)パーソナルデータ利用の同意またはオプトアウトの手段を用意する
 (4)パーソナルデータの保管期間を公表する
 (5)パーソナルデータに適切な匿名化措置を施す
 (6)匿名化したパーソナルデータを再識別化しないことを約束・公表する

企業として「パーソナルデータ」を活用した場合、同意の取り方やデータの扱い方に
よっては上記条件を満たしていても、個人情報保護法の視点から見るとアウトという
場合もあるので、上記条件の他に個人情報保護法もあわせて確認した方が良い
でしょう。

■パーソナルデータ活用「セーフとアウトの明暗がはっきり」
 産総研の高木氏:IT Pro
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131108/516963/

4週にわたって、2014年に多く耳にすることになるであろういくつかのキーワード
についてご紹介してきました。

時代はどんどん流れます。新しく出てくるものや、有益な情報は効率よく取り入れ、
不安や論議をかもしだすものについては慎重に取り扱うといったメリハリも必要に
なってきそうです。
 
来月もお楽しみに!

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