科学的根拠に基づくデータ解析で人々の健康ライフを支援する会社

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平成22年4月設立のスリープウェル株式会社は、睡眠の深さやリズムを測れる携帯型脳波計「夢眠計」を開発したベンチャー企業である。
「夢眠計」とは、従来のような大掛かりな装置を用いずに、単一電極による脳波の計測を可能とした世界最小レベルの携帯型脳波計測装置(重量約125g)である。
ポータブルな睡眠計は、自宅や旅先での睡眠測定を可能とし、従来は困難であった長期間計測や日常状態での睡眠計測を実現した。
精度を保ちながら簡単に、生体維持機能としての睡眠の定量化を実現した携帯型の小型脳波計の開発は、解析データを提供するビジネスモデルをもたらした。提供先は、食料・飲料・寝具・医薬品等の快眠支援グッズ開発メーカー、大学、研究機関など。
法人設立初年度に黒字を達成するという、ベンチャー企業では異例の好スタートを切った同社が次に目指すのは、医療機器の認証を取得し、国内主要人間ドッグ、健康診断代行企業など医療機関向けの事業展開である。将来的にはアメリカ、欧州、中国などの睡眠環境改善ニーズを事業機会として、海外進出を目指している。
同社代表取締役の吉田政樹氏は大阪産業創造館で大学発ベンチャーの支援や産官学連携の推進に携わっていたが、(財)大阪バイオサイエンス研究所への出向を期に開発側に転じ、科学技術振興機構支援のもと研究開発に携わり、同法人を設立した経歴を持つ。
世界で一番脳波の個人情報を有すると自認する吉田氏は、睡眠について語り出すともう止まらない。自分達の使命は、「人間の営みの重要な機能である睡眠を計測して、健康の維持や疲労回復、疾患予防につなげて、快適で豊かな社会をつくる一助となること」と熱く語る。
自身の脳波解析データで眠りの質を解明した吉田氏は、以前は午前2時に就寝していたが、今では午前0時には就寝するという。早寝は睡眠の質と健康ライフを支えるもののようだ。
ストレスの多い現代社会において、睡眠に不満のある人は多い。近い将来「夢眠計」で一般の人が自分の健康状態を把握し、改善ツールとして活用する日が来るかもしれない。(北支部)
(※ニューズレター259号(発行:大阪商工会議所)より抜粋)

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スリープウェル株式会社事業所概要詳細
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