”ザ・ビジネスモールがきっかけで新たな事業が生まれた”

  - 株式会社つがる屋(弘前商工会議所会員)に、その活用法を聞く!


株式会社つがる屋



本業の卸売に加え、食品ロス削減に力を入れています


ー本日は、ザ・ビジネスモールがきっかけで新たな事業を始められた、「株式会社つがる屋」(青森県・弘前商工会議所会員企業)取締役社長の宍戸聡様にお話をお伺いしたいと思います。宍戸様、宜しくお願い致します。


(つがる屋・宍戸様)弊社は、青森県の商材を軸に、全国の様々な商材を全国の問屋や小売店に卸売りしています。本社は青森ですが、福岡、名古屋、岩手に営業所があり、北は北海道から南は九州・沖縄まで、仕入先と販路がございます。


ー現在力を入れている事業を教えていただけますか?


(つがる屋・宍戸様)食品ロス削減に力を入れています。特に、コンビニエンスストアで売れなくなった商材や、賞味期限が短くなった商材を仕入れ、ディスカウントショップや弊社店舗で販売しています。


ーザ・ビジネスモールを始められたきっかけを教えてください。

ーまた、当初、つがる屋さんがご所属されている弘前商工会議所は、ザ・ビジネスモールの登録団体ではございませんでしたが※、どのようにしてザ・ビジネスモールを知っていただいたのですか?

 ※ザ・ビジネスモールは、自身の所属する商工会議所や商工会が「登録団体」となっている企業のみ利用可能


(つがる屋・宍戸様)ビジネスマッチングの仕組みを探していて、インターネット検索で見つけました。弘前商工会議所に交渉し登録団体になっていただき、取引ができるようになりました。


ーこれをきっかけに、弘前の他の会員さんにもたくさんザ・ビジネスモールを使っていただきたいですね。




ザ・ビジネスモールを通じて、新たなビジネスが生まれました


ー貴社は、ザ・ビジネスモールの中でも、ザ・商談モールを利用して様々な商材を集めていますが、これまでどのような案件を登録されましたか?


(つがる屋・宍戸様)食品ロスを謳った案件(案件名=食品ロス削減のために賞味切迫品・在庫過剰品を探しています、等)で、すでに数十件の事業者と取引をしています。


ーまだユーザー登録から1年も経っていないのにも関わらず、数十件のお取引ということで、活発にご利用いただきありがとうございます。

ーその案件に対し、どのようなご提案が届き、どのような取引が生まれたのですか?


(つがる屋・宍戸様)主な取引といたしましては、畑に廃棄されている規格外の玉ねぎの提案があったので、それを仕入れて販売しています。その他にも、東海地区の海苔のメーカーとは、海苔の製造で発生する端材の販売、ハーブティーのメーカーとは、ハーブティーの不良在庫の販売等の取引がございました。


ーその廃棄になった玉ねぎの販売を通じて、新たな事業を生み出したとお伺いしています。

ーその新たな事業がどのように生まれ、どのように成長したかなどを教えてください。


(つがる屋・宍戸様)弊社はもともと加工食品の卸問屋で、生鮮物は取り扱っていませんでした。

ところが、北海道の事業者から規格外の玉ねぎの販売依頼があり、得意先に打診したところ、「規格外の商品というのは、売れないから廃棄になっているのだ」と断られてしまいました。


しかし、せっかく仕入れたものを何とかしたいという気持ちがあり社内で検討したところ、「無人販売で売ってはどうか」という提案がありました。


そこで、弊社の倉庫の前で無人販売を始めたところ、意外と好調で、玉ねぎだけでなく自社で取り扱う食品ロス関連の商品を陳列したところ、さらに売り上げは伸び、開始から約40日目で倉庫の一角を使った店舗形式の商売に切り替えることになりました。

       
   【無人販売1日目の様子】                      【現在の店舗の様子】


ーちなみに、1日にどれくらいのお客様が来店されるのですか?


(つがる屋・宍戸様)当初は数十人でしたが、日増しに増えており、現在は、土日祝は休みで平日のみの営業にも関わらず、1日最大500人ほどが集まってきています。


ーもともと貴社は卸売業者ということで、小売販売は行っていなかったと思うのですが、このザ・商談モールでのお取引をきっかけに、そこまで多くのお客様を集めるまでに至ったということで、事務局としても大変うれしく思います。




無料で利用できるので、絶対に利用したほうが良いと思います


ーザ・ビジネスモールを利用して良かったことを教えてください。


(つがる屋・宍戸様)まずは、無料で利用できるというのが一番うれしい点です。かつ、日本全国の様々なメーカーや問屋と取引ができるということで、弊社としては思う存分有効に利用させていただいています。


ーさきほどのお話でもあったように、つがる屋さまでは、これまでの取引において、過剰品や賞味期限が近いものなどを積極的に仕入れられているということで、 SDGsにも関わるものだとお見受けしますが、宍戸様は、SDGsをどのように捉えていますか?


(つがる屋・宍戸様)たまたま私が取り組んでいたことが、国連でも「SDGs」と叫ばれるようになり ましたが、私はその十数年前からこのような取り組みを行っていました。 小売業者や大手企業に言われるままに、商品を作るだけ作って、いざ不要になったり売れなかったらすぐに廃棄するという勿体ないことが、日本中、世界中で起こっていたかと思います。私たちはそういうところから、上手く商材を仕入れて販売しております。このような取り組みが、日本中、世界中に広まっていけば面白いと思っています。


ー素晴らしいお取り組みですね。SDGsという言葉が生まれる前から、宍戸様は先進的に取り組まれていたということですね。

ー最後に、これからザ・ビジネスモールを活用する企業へのアドバイスをお願いします。


(つがる屋・宍戸様)ザ・ビジネスモールは無料なので、絶対に利用したほうが良いと思います。仮に、なかなか商取引につながらなくても、時間が経つといずれ、ビジネスチャンスはやってくるはずです。コロナ禍で対面の商談が難しいこの状況下において、まずは、ザ・ビジネスモールに登録して、全国に得意先を見つけるために有効活用してみてはいかがでしょうか。


ー本日は、株式会社つがる屋の取締役社長、宍戸様にお話をお伺いしました。宍戸様、ありがとうございました。




ファーマーサポート岡本



販売先を広げる一つのツールとして、ザ・ビジネスモールを利用し始めました


ー続いて、株式会社つがる屋とお取引をされた、ファーマーサポート岡本(札幌商工会議所 会員企業)代表の岡本悟志様にもお話をお伺いしたいと思います。

ーまずは、貴社のご紹介と、現在どのような事業に力を入れているかを教えてください。


(ファーマーサポート岡本・岡本様)主に、①農家に対して新規販売先を紹介する、②不揃い野菜を仕入れてそれを販売する、③その不揃い野菜を使った商品開発 といった事業を行っており、現在は、東京の企業と、不揃いの玉ねぎを使ったスープを開発しています。

さらに、農家の経費削減相談 に乗るなど、各種サポート業務を行っています。


ー貴社が、ザ・ビジネスモールを始めたきっかけを教えてください。


(ファーマーサポート岡本・岡本様)個人事業をはじめてまだ間もなく、知識や人脈などがなかったことから、地元の札幌商工会議所に入会しました。その中で、ザ・ビジネスモールのことを知り、販売先を広げる一つのツールとして利用したいと思ったのがきっかけです。


ー今回の株式会社つがる屋とのお取引の感想や、ザ・ビジネスモールを利用した感想をお聞かせください。


(ファーマーサポート岡本・岡本様)ザ・商談モールに掲載されている様々な案件の中で、自分のビジネスとマッチングするものはないかと常に探していました。その中で、つがる屋さまの案件を見つけ、「廃棄されている食材を何とかしたい」という思いが書かれていたので、自分の思いと合致するのではないかと考え応募しました。

目指している方向が同じ (=廃棄食品をなくしたい)企業に出会えて、大変ありがたく思っています。


【つがる屋と取引した小玉ねぎ】



地元に限らず、日本各地や海外の企業とともにビジネスがしたい


ー今後の貴社のビジネス展開の中で、ザ・ビジネスモールをどのように活用したいと考えているかを教えてください。


(ファーマーサポート岡本・岡本様)弊社は、北海道の農家をメインのターゲットで考えていますので、北海道の農家が作る野菜の廃棄をゼ ロにしたいという思いがあります。その中で、昨年取り組んで分かったことは、 野菜は生もので、賞味期限や配送料の課題があるので、弊社が取り扱う不揃い野菜については、 加工して賞味期限を延ばす工夫などが必要だと思っています。

また、ザ・ビジネスモールを利用して、海外に展開するきっかけがある企業とコラボレーションできればうれしいです。


ーありがとうございます。続いて、ザ・ビジネスモールをはじめ、オンライン取引に期待することを教えてください。


(ファーマーサポート岡本・岡本様)2年前からのコロナ禍で、世の中の常識が変わってしまいました。ビジネスにおいてもオンラインでの出会いが主流になり、本来であればつながらないエリアの企業同士がつながることができるようになりました。今後は、地元に限らず、日本各地や海外の企業とともにビジネスができれば良いなと考えています。




弘前商工会議所

ザ・ビジネスモールを活用すると様々なメリットがあると感じた


ー最後に、つがる屋さまがご所属されています、弘前商工会議所 地域・産業振興課課長の菅原達也様にもお話をお伺いしたいと思います。

ー弘前商工会議所は、元々ザ・ビジネスモールの登録団体ではございませんでした が、つがる屋さまの呼びかけで、2021年度にご参画されました。登録団体になってのご感想などをお聞かせください。


(弘前商工会議所・菅原様)弊所は、元々ザ・ビジネスモールに加入していませんでしたが、つがる屋さまの要請で参画しました。

結果として、つがる屋さまがザ・ビジネスモールで大きな成 果をあげたことで、ザ・ビジネスモールを活用すると様々なメリットがあると感じました。これから、他の会員企業の皆様にも、積極的な活用をPRしていきたいと思っています。




企業情報


株式会社つがる屋 (青森県・弘前商工会議所会員)

ザ・ビジネスモール掲載ページ:https://www.b-mall.ne.jp/CompanyDetail-CZbqCQjtKYkv.html

コーポレートサイト:https://tsugaruya.com/

業務概要:食料品総合卸問屋・ディスカウントストア(パレットストア)の運営


ファーマーサポート岡本(北海道・札幌商工会議所会員)

ザ・ビジネスモール掲載ページ:https://www.b-mall.ne.jp/CompanyDetail-DZbqCQjsJZfs.html

コーポレートサイト:https://www.farmer-support.com/

業務概要:農家のサポート 野菜の販売




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