UBA REACH:PMT/vPvM物質の特定及び評価の手引及び方法の改善
A4版 日本語/英語 206項 JETOC会員 15,000円(消費税込)
2021年2月1日発行 JETOC非会員 38,000円(消費税込)
2019年7月、欧州において、2,3,3,3-テトラフルオロ-2-(ヘプタフルオロプロポキシ)プロピオン酸、その塩及び酸ハロゲン化物(あらゆるそれらの個々の異性体及びその組み合わせを含む)(HFPO-DA)がREACHの高懸念物質(SVHCs)と特定され、候補物質リストに収載されました。HFPO-DAは、その極めて高い難分解性、水中での移動性、長距離移動の可能性、植物中の蓄積性並びに人健康及び環境に対して観察される影響により、環境を通して野生生物及び人における影響を引き起こす高い可能性を持つと認められました。このような物質の特性は、難分解性、移動性及び毒性(PMT)及び極めて難分解性で高い移動性(vPvM)として特徴付けられ、飲料水源の汚染源となる可能性が高いことより、ドイツ連邦環境局(UBA)がそれらの制限を目的にクライテリアを提案しています。
先のHFPO-DAは、PMT/vPvMとして候補物質に収載された最初の物質となりますが、その後、2020年1月には、ペルフルオロブタンスルホン酸及びその塩類がその2例目として候補物質に収載されました。これらの動きからも分かるように、今後、PMT/vPvMとして規制を受ける物質が増えていくことが想定されます。
ドイツ連邦環境局(UBA)は、2019年に「REACH:PMT/vPvM物質の特定及び評価の手引及び方法の改善」と題したレポートを公表しており、その中でPMT/vPvMのクライテリア、及びアセスメントの方法を具体的に述べるとともに、2017年5月時点でREACH登録された物質についてのアセスメント結果を示しています。本文書の内容が、PMT/vPvMの概念を理解し、今後規制されていく可能性のある物質を知る上で役に立つと考え、翻訳を提供させて頂くこととしました。
尚、原文は以下のURLより入手できます(https://www.umweltbundesamt.de/sites/default/files/medien/1410/publikationen/2019-11-29_texte_126-2019_reach-pmt.pdf)。
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- 企業名
- 一般社団法人 日本化学物質安全・情報センター(事業所概要詳細)
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