QCサークル活動により培われる「10の力」

■QCサークル活動(小集団改善活動）は、人を育て現場を活性化させる最良の手段。　　　　　　　　　　　　　QCサークル活動を行うことで、さまざまな力が培われ、一人ひとりの力の向上と共に、組織としての力も向上していく。　１．業務遂行型から問題解決現場を確立　①仕事を無難に遂行するだけの現場からより強い現場へ脱皮　②現場における問題を発見し、解決できる能力を身につける　③日々のSＤＣＡサイクルの実行とさらに高い目標へ積極的にチャレンジする現場魂を醸成　２．自主リーダーシップの育成　①現場作業者が自ら考え行動できる体質を醸成　②グループ内の相互啓発や協働的な環境をつくりだし、組織の動機付けを高め、目標への挑戦意欲を高揚　③何事にも自らが主体となった行動意識を高める　３．平時の現場力と有事の現場力の向上　①日常管理は現場力次第であり、現場力の向上で日常管理のレベルを高める　②維持と改善は現場の管理の基本であり、効果的な日常管理が可　③SDCAサイクルの実行により、最良の標準化を達成　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４．疑問を持つ心の醸成　①現状を否定し、「なぜ？」の疑問をもつ現場を醸成　②「今起こっている問題の背景には、その何倍もの問題が潜んでいる」と考える　③将来のありたい姿から現在を振り返ることで、「今何をすべきか」を考える　５．現場の見える化により共通認識の向上①「現場の見える化」とは、問題解決のために自主的に行なう「見える化」のことと気付く②現場間の情報交換の手段として改善事例を有効に活用　③現場は、コストセンターでなく価値を生み出す場所であると気付く　６．現場の問題解決に必要な実力を養成　①問題解決の論理的思考を確立 ②問題解決に必要なQC手法の学習と実践の場　③改善は、継続することに価値があることを理解　７．組織(集団)の能力向上　①個人は点、個人の集まりである集団は面を構成する。バラバラの個人が組織化されることで点から面へ変化するため、何倍ものエネルギーが生まれる　②集団を構成し、点から面への変換は、エネルギーの増幅を生み出す　　以下省略